お金がドンドン貯まっていますか?
特に子育て世代の方、賃貸暮らしの方だと貯めるのが大変ではないでしょうか。
ここでは、貯金が苦手、なかなか貯まらないという人に向けて、上手に貯蓄する方法をご紹介します。
それは、積立貯金です。
この積立貯金にはいったいどんな特徴やメリット・デメリットがあるのか、今回の記事で解説していきます。
積立貯金の特徴
株や不動産などへの投資では大きな資金が必要ですよね?
充分な資金を持っていないと投資を始めるのが難しいです。
さらに投資初心者の方だと投資するタイミングが掴めない事もありました。
投資に失敗すると大きな損失を出しかねません。
そんな時でも積立貯金であれば、少ない資金で始められます。
毎月一定額貯金していくため、投資のようにタイミングを掴めないという事はありません。
投資と違い、金融機関が提供している積立貯金では元本(貯金したお金)が減らないため、安心して続けられるのが魅力です。
積立定期貯金の場合、いくつかの預入期間が用意されています。
3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年など都合の良い預入期間を選ぶ事が可能です。
中には預入期間を定めない自由型の積立貯金もあります。
積立定期貯金でも一般的な定期貯金と同じように利子が付きます。
定期預金の利子には単利と複利があるのをご存知ですか?
複利には単利にはない、利子に利子が付く複利効果があるため、上手に貯蓄したい時の方法として大きな魅力があります。
預入期間が長めになると複利になる積立定期貯金がありますよ。
1回当たりの積立額は1,000円から、5,000円からといった金融機関が良く見られます。
1,000円単位で増やせますので、都合の良い積立額を指定すると良いでしょう。
無理のない積立額が分からない場合、最初は少なめの積立額を指定しておき、少しずつ増やすと良いです。
積立貯金のメリット
積立貯金では別口座が用意されるため、生活費を引き出している普通預金口座と別々に管理できます。
「金融機関の口座は持っているが普通預金口座だけ…」という方は多い事でしょう。
しかし普通預金口座だけでは毎月の入出金で預金額が変わってしまいます。
「毎月給与が口座に振込まれるが、生活費として出金しているので中々お金が貯まらない…」
普通預金口座だけだとそんな状況に陥りがちです。
毎月預金額が変わるのでは貯蓄している感覚がありませんよね?
そんな時でも積立貯金の口座に毎月着実に貯蓄されていくため、貯蓄している実感もあるのが良いところです。
「貯蓄する習慣づけが難しい…」
そんな方でも積立貯金なら上手に貯蓄できる方法となっています。
手間が掛からない自動積立定期貯金
中には自動積立定期貯金という商品を用意する金融機関があります。
「毎月手動で指定口座から振替(同じ金融機関同じ支店でのお金の移動)するのでは面倒…」
そんな方でも自動積立定期貯金であれば自動的に振替されるために手間が掛かりません。
「うっかり振替を忘れてしまい、貯蓄できなかった…」
そんな心配がないのが自動積立定期貯金のメリットの一つとなっています。
積立貯金のデメリット
積立貯金を選ぶ時に気になるのが「どの位の利子が付くのか」ですよね。
積立貯金の場合、普通貯金よりは多めの利子が付きます。
しかし積立貯金の利子はそれほど大きなものではありません。
2008年、アメリカの投資銀行の破綻がきっかけとなったリーマンショック以降、日本では超低金利が続いていますよね?
積立貯金は利子を期待する商品ではなく、貯蓄目的の商品だと考えたほうが良いでしょう。
積立貯金の始め方
積立貯金は金融機関の窓口にて申込みができます。
「仕事があるので平日の昼間では中々金融機関の窓口まで出かけられない…」
そんな時は金融機関のインターネットバンキング、またはネット銀行を利用している方であれば、自宅に居ながらいつでも積立貯金への申込みができますよ。
窓口で申込みする時は通帳や届出印など、必要なものを予め確認しておきましょう。
資料を請求し、郵送で積立貯金に申込みできる金融機関もあります。
申込みの手間が掛かるものの、一度だけのためにそれほど大きなデメリットではありません。
金融機関が破綻したら如何なる?
大切なお金を預ける時に気になるのが「金融機関が破綻したらどうなるの」ですよね。
日本にはペイオフ制度があるため、万が一金融機関が破綻となっても1,000万円までなら元本も利息も戻ってきます。
積立貯金もペイオフの対象となっているため、安心して預けられますよ。
ただし1,000万円を超える分については保護されません。
金融機関の破綻はそう何度も起こるものではありませんが、念のため大きな資金を持っている方は複数の金融機関へと分散させたほうが良いでしょう。
まとめ
ここまで積立貯金を活用した上手な貯蓄方法について説明してきましたが如何でしたか?
毎月1,000円から積立できる積立貯金もあるため、まとまった資金がなく、一般的な定期預金では組めないという時にも便利です。
ただし積立貯金の満期日前に解約すると、通常利率より下がる中途解約利率が適用される事がある点には注意して下さい。
積立貯金は投資と違いますので、大きく増やす事も期待できません。